リポーターの仕事は、政治や芸能、スポーツやグルメなど、様々なジャンルに関わることができ、非常に人気のある職業です。しかし、就くことが非常に難しいとされています。
では一体、どうしたらリポーターを目指すことが出来るのでしょうか。
リポーターになるための方法や、リポーターに向いている人の特徴などをご紹介します。
まず初めにも書きましたが、リポーターという職業は狭き門として知られています。なぜなら、リポーターになりたい人の数に対して、求人がとても少ないという事です。
しかし、誰もがなれる職業というわけではなく、技術や知識も必要になるため、リポーターになり経験を積めば安定した収入を得ることも可能です。
リポーターは、テレビ業界の仕事で多くの知識が必要なことから、資格が必要なのではないかと思われている方も多いのではないでしょうか。しかし、リポーターに資格はありません。
リポーターとして活躍している人には、4年制大学を卒業している人が多くいます。専門職=専門学校を出なければならないと思いがちですが、実は未経験でテレビ局に就職し、そこからリポーターになる方もいます。しかし、リポーターの仕事は多くの知識を求められる上、テレビ局への入社となれば高い学歴を求められます。そのため、偏差値の高い大学を出ている方が可能性が高いといえるでしょう。
4年制大学の卒業でもリポーターになれる可能性があると書きましたが、やはりリポーターへの近道になるのは、リポーター養成所やアナウンサースクールに通う事です。
リポーターの仕事はただ話すだけでなく、正しい日本語を使い、物事を相手にわかりやすく伝える必要があります。そのため、養成所でリポーターになるためのノウハウや、話し方のコツなどを専門的に学び、そこからテレビ局やラジオ局、芸能プロダクションに所属するのが一般的です。
リポーターは資格こそ必要ありませんが、誰もがなれる職業ではありません。人前で話すのが得意!というだけでなれるわけではないのです。
では、いったいどのような人がリポーターに向いているのか見ていきましょう。
リポーターは、カメラ向かって様々なリポートをする仕事です。そのため、カメラや大勢の人の前で話すことに抵抗のない方はこの仕事に向いています。逆に、注目されるのが苦手、恥ずかしがり屋の方はリポーターの仕事は難しいでしょう。
リポーターは、時間が非常に不規則な仕事です。急な事件が起これば深夜であっても現場へ駆け付け、リポートする必要があります。働く場所も国内・国外問わず、さまざまな場所へ出向かなくてはなりません。
また、実際にリポートを行なうだけが仕事ではなく、カメラに写っていない時にも仕事がたくさんあります。視聴者にわかりやすく情報を伝えるための下調べや聞き込み、時には本番前に実際に現場まで足を運び、下見をすることもあります。このように、昼夜問わず動き回ることの多いレポーターの仕事をこなすには、ある程度の体力が必要と言えるでしょう。
リポーターは台本を読むだけでなく、現場にいる一般の方に聞き込みをしながらリポートを行なうこともあります。そのため、台本にない状況になることや、積極的に周りの人に話しかけなければならない状況になることも多くあります。誰にでも臆さず話しかけられるコミュニケーション能力や、どんな状況にも臨機応変に対応することができるアドリブ力の高い方は、リポーターに向いているといえるでしょう。
また、現場にはテレビ局の方も含め多くの関係者がいるため、どんな人にも礼儀正しく接することができる必要があります。
リポーターの仕事では、さまざまなジャンルの現場をリポートします。政治、芸能、スポーツ、グルメ、ファッションなど、幅広いジャンルのリポートを行なうため、色々なことに興味や知識のある方が向いています。最新のファッションに興味があったり、流行のグルメに興味がある人はリポートをする際にとても強みになります。仕事以外の時間でもさまざまなことに興味を持ち、積極的に調べ、情報を自分の中にインプットしていく力がとても重要です。情報をたくさん取り入れ知識を増やしていくことで、視聴者に最も分かりやすい形で情報を伝えることが出来る、アウトプットの力が鍛えられます。