ナレーターになるには

ナレーターの仕事は、イベント、展示会、テレビなど、様々な場で活躍する人気の高い仕事です。では、そんな人気職業であるナレーターになるにはどうすればよいのでしょうか。

ナレーターになるための方法や、ナレーターになるために必要なスキル、ナレーターに向いている人の特徴を順に見ていきましょう♪

ナレーターになるには

ナレーターになるには、何か特別な資格が必要と思っている方も多いのではないでしょうか。実はナレーターになるのに資格は必要ありません。ナレーターに必要な技術さえ身に着けることが出来れば、誰でもナレーターを目指すことができます。

まずはスクールに通う

ナレーターになるには、まずスクールで基礎から学ぶことが望ましいでしょう。ナレーターは資格は必要ないとは言え、専門的な技術が必要です。ナレータースクールでは、声の出し方から表現方法まで、基礎から専門的に学ぶことが出来ます。

たとえば、

・発声
・印象に残る話し方
・時間内で話す方法
・シーンに合った話し方、抑揚の付け方

などを学ぶことが出来ます。

ナレーター事務所に所属する

ナレーターとして経歴を積むにあたり、まずは自分にあった仕事を獲得していくために、事務所に所属することをおススメします。

事務所に所属するには基本的にオーディションに合格する必要がありますが、所属すると仕事の幅も広がり、段階的に実力を上げていくことが可能です。

各々のスキルに合わせ、どんなレッスンが必要か、相談に乗ってくれます。

ナレーターになるために必要なスキルとは

ナレーターを目指したい人が身につけておくべきスキルには、主に以下のようなものがあります。

発声・発音

発声

ナレーターは声を使って表現をする仕事です。正しい発声方法や滑舌は、ナレーターの仕事をする上での基本中の基本となります。

声優のように特徴的な声を出すのではなく、誰でも聞き取りやすい、安定した声を発することが求められます。また自分自身がどこの出身であっても、標準語で話すことを求められますので、標準語のアクセントを身に着ける必要があります。

表現力と演技力

ナレーターは決められた台本を読む仕事なのに、演技力や表現力なんて必要あるの?と思われるかもしれません。しかし、ただ台本を読んでいるだけでは、いくら音読が上手であったとしても、視聴者に的確に内容が伝わりません。たとえば、明るい話題の話をしているのに、テンションの低い声で話しても相手には楽しそうな感じが伝わらないですよね。内容に合わせて声のトーンを変えたり、抑揚をつけた読み方をすることで、視聴者によりわかりやすく内容を伝えることが出来ます。

声のトーンや抑揚などの表現力は、ナレーターにはとても大事なスキルにひとつです。

暗記力

記憶

ナレーターの仕事には、暗記力も必要です。たとえばアフレコなどの場合には、映像に合わせながら台本を読む必要があります。また、展示会でのナレーションやイベントなど、実際に人前に立って話す場合には、手持ち原稿はなく完全暗記の場合も多くあります。さまざまな仕事に対応していくためにも、ある程度の暗記力が必要です。

ナレーターに向いてるのはこんな人

ナレーターに向いている人の特徴を紹介します。

話すことが好き・朗読が好き

ナレーターの一番の仕事は、【文章を読む】ことです。人前で話すのが好きな人や、物語に合わせて朗読をするのが好きという人は、ナレーターに向いています。

台本や原稿を読むことがたくさんある職業なので、本や小説などの文章を読むことが好きな人であれば、楽しみながら仕事に取り組めるでしょう。

想像力・表現力が豊か

喜怒哀楽

ナレーターは、声を使って相手に表現していく仕事です。相手は子供かもしれないし、高齢者かもしれません。「このシーンではどんな声のトーンにしようかな」「どうしたらよりよく表現できて、相手に伝わりやすいかな?」など、想像を膨らませながら話す必要があります。与えられた台本をただ淡々と読み上げるのではなく、自分なりの表現方法で伝えられる人は、ナレーターの仕事に向いています。

体調管理がしっかりできる

健康管理

ナレーターは声が仕事道具です。声は少しでも喉を酷使すると、出ずらくなったり、枯れてしまう可能性があります。風邪をひいたりお酒を飲みすぎたりすると、次の日に声がかれてしまったりしますよね。しかし、ナレーターは声を使えなくなったら仕事ができません。歌手やアナウンサーと同じように、喉や声のケアをしっかりとする必要があります。本番日にいつもと同じ声が出なくなってしまった、なんてことになっては大きな迷惑をかけてしまうことになります。

常に喉のコンディションを整えておくためにも、日常生活の中での体調管理が必要不可欠です。プロ意識と責任感をしっかりと持つことが大事です。